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サービス

プロジェクトの舵を握り、目標へ確実に航海するリーダーシップ

大規模プロジェクトのPMO

プロジェクトが大きくなるほどマネジメントの難易度は高まります。数百人月を超える大規模プロジェクトを成功に導くためには特別なノウハウが必要です。例えば、利害調整。1億円のプロジェクトと10億円のプロジェクトではステークホルダーの数が全く異なります。1億円のプロジェクトと同じスタンスで10億円のプロジェクトに取り掛かると、利害調整に追われてプロジェクトの先行きを見通し、コントロールする本来のマネジャーの責務を果たせなくなります。ウルシステムズはこれまで数々の大規模プロジェクトをマネジメントしてきました。鍵は「プロジェクト全体の掌握」「ゴールの言語化」「ギャップの解消」です。豊富な経験を活かしてお客様の一大変革を成功に導きます。

大規模プロジェクトのPMO
  • Control

    巨大プロジェクトの状況を隅々まで正確かつ効率的に把握するための仕組みづくり。

  • Check

    長い道のりで目標を見失わないためのプロジェクト計画、マイルストーン、重要成功要因の策定と運用。

  • Resolve

    プロジェクトのさまざまな局面で生じるステークホルダーの認識ギャップと利害対立を解消。

大規模開発のカットオーバーにコミット

プロジェクト全体を掌握する仕組みを整える

プロジェクトマネジメントの要諦は「先を見通すこと」。プロジェクトの先行きに想像を巡らせて最善の着地点にチームを導く必要があります。大規模プロジェクトであれば、およそ3カ月先の未来を予測する必要があります。そのためにはプロジェクトの状況を正確に把握しなければなりません。言うは易く、行うは難し。事実を集めるのは容易ではありません。

例えば、大規模プロジェクトでは複数の開発会社の協力を仰ぐ、いわゆるマルチベンダー体制をとることがしばしばあります。大手の開発会社は仕事の進め方や成果物のフォーマットを確立しています。しかし、それぞれのやり方を尊重すると状況把握のコストがかさみます。プロジェクトとしての仕事の進め方や成果物のフォーマットを定義し、プロジェクト全体を掌握できるようにする必要があります。

一次情報を取りに行くことも大切です。報告される数字が事実を表しているとは限りません。数字上は順調に見えるが、実はトラブルを抱えているといったことはよくあります。小規模プロジェクトであれば自然とチームの状況が目に入り、不穏な空気を察知できます。しかし、大規模プロジェクトでは全体を見通すことが難しいため、意識的に現場の温度感を把握する必要があります。成果物の品質を見たり、メンバーの作業プロセスをチェックしたりしてプロジェクトの定性的な状態を把握し、スピーディなリスク対策を行います。

ビジネスゴールを常に見据える

大規模プロジェクトは遠く離れた目的地に向けて航海するようなものです。迷子になることなく目的地まで到達するためには現在地と進むべき方向を正確に把握する必要があります。そのためのツールがプロジェクト計画書やマイルストーン、重要成功要因(Key Success Factor)といったものです。

プロジェクト計画書はゴールを指し示す北極星や羅針盤のようなものです。プロジェクトは長期に渡る活動ですから、本来の目的が他の目的にすり替わってしまうこともあります。例えば、パッケージを使った業務の標準化が目的だったのに、いつの間にか現行業務に合わせてカスタマイズを検討しているような場合です。プロジェクト計画を定期的に参照すれば、原点に立ち返って活動の是非を判断できます。プロジェクトをとりまく環境の変化があれば計画を見直して、有効性を維持しつづけることも必要です。

マイルストーンは航路標識や灯台のようなものです。工程上の通過点と捉えられがちですが、マイルストーンを節目としてウォークスルーを行い、重要成功要因を満たしているかチェックすることで目的地に向かって正しく歩んでいることを確認できます。一見当たり前のように思われるかもしれませんが、プロジェクトマネジメントの基本とも言えるこれらのツールを忠実に活用することで長い道のりを安全に歩むことができます。

「曖昧さ」「利害対立」を排除してステークホルダーの認識を合わせる

プロジェクトを円滑に進めるためにはステークホルダーの認識を常に合わせる必要があります。認識のギャップはプロジェクトのあらゆる局面で発生します。例えば、提案段階におけるユーザーの期待と開発会社の提案内容のギャップ、要件定義段階におけるユーザーの要件と開発会社の要件定義のギャップ、実装段階における要件定義の内容とシステムへの実装のギャップといった具合です。

認識のギャップは「こんなはずではなかった」「思っていたのと違う」などといった発言とともに後工程で顕在化します。ギャップによって生じた課題を解消するためには時間もコストもかかります。大規模プロジェクトでは影響範囲が大きすぎて、そもそも取り返しがつかないこともあります。プロジェクトの各工程においてステークホルダー間の認識のギャップを解消していく必要があるのです。

認識のギャップは「曖昧さ」「利害対立」から生まれます。それらを防ぐ最善の手は言語化です。徹底的なドキュメント化を通じて思い込みや誤解、曖昧さを排除します。ステークホルダー間の利害対立が認識の統一を阻み、問題の先送りを生むケースも同様です。意思決定や利害調整のプロセス、判断の基準を明確にした上で、ビジネスと技術両面を理解したコンサルタントがステークホルダーの間に立ちコンフリクトを解消します。

ULSのコンサルのCapability

Control

プロジェクト全体の状況を正確に把握

  • Capability
  • マルチベンダー
    スケジュール管理
  • 開発標準
  • 役割分担の明確化

Check

ビジネスゴールの達成状況をモニタリング

  • Capability
  • 重要成功要因の定義
  • ビジネスゴールの検証
  • 計画のリバイズ

Resolve

認識ギャップと利害対立の解消

  • Capability
  • 提案評価と
    実施内容の言語化
  • 判断基準の整備と
    コミュニケーション計画
  • コンフリクト解消

ウルシステムズを選ぶ理由

大規模プロジェクトの豊富なマネジメント経験

ウルシステムズは創業来、エンタープライズと呼ばれる大企業を中心にご支援してきました。こうした企業の基幹システムは数十億円を超える規模になることが珍しくありません。いくつもの巨大プロジェクトを通じて培ったノウハウを発揮して、お客様をゴールまでお連れします。

テクノロジーに対する深い知見

ウルシステムズは業界でも屈指の技術力を備えたコンサルティング会社です。システムを深く理解しているからこそ、中身に踏み込んだ解決策を示し、現実的な判断を下すことができます。関係者が同意できる着地点を探りながら、納期、コスト、品質を順守します。

関係者に寄り添うスタンス

ウルシステムズのコンサルタントはお客様の立場で考え、ビジネスゴールを達成するためにあらゆるアクションをとります。支援の対象はお客様に留まりません。システム開発のパートナーや外部のステークホルダーにも及びます。ウルシステムズは全ての関係者のよき相談相手となって、プロジェクトをリードします。