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サービス

DDX-Method®

DDX-Method®

Initiative for data-driven
データドリブン経営を加速させるベストプラクティス

DDX-Method®とは

DDX-Method®(Data-driven Transformation Method)はデータ利活用の内製化とデータドリブン経営の実現をサポートするメソッドです。デジタル領域の発注側支援で豊富な実績を持つウルシステムズがユーザー企業主導でデータ利活用に取り組むためのノウハウを体系化しました。

DDX-MethodDDX-Method

内製化こそがデータ利活用成功の王道

データに基づき自社の状況を正確に把握し、迅速かつ的確に意思決定を下す。いわゆる「データドリブン経営」を実現したいと考える企業が増えています。一方でこうした状況に既視感を覚える方も多いはずです。データ利活用はこれまで幾度かのブームを経てきました。その度に多くの企業がチャレンジを重ねてきましたが、データ利活用の文化が根付いた企業はそう多くはありません。

データ利活用にまつわる企業の悩み

現場から
データ利活用の
ニーズが出てこない

ニーズがないの
でデータ基盤
を活用する機会がない

数億円もの投資に
見合った
成果が出ていないと
言われる

PoCを
繰り返しているうちに
3年間も経ってしまった

コンサル会社が描いた
ロードマップに
現実感がない

セキュリティや許諾など
考慮点が多すぎて
全社展開が進まない

データ利活用の
成功体験がないので
何が正解か分からない

社内のリテラシーが
低いので
データ利活用が浸透しない

そもそも
「データドリブン経営」

イメージがわかない

データ利活用は価値創造を目的とした活動です。多くのケースでは明確な業務課題が存在しません。その半面、相応のコストが発生しますし、データ利活用の知識・技術の習得も欠かせません。解決すべき課題は無数に存在します。しかも、成果が出るまでに数年単位の時間を要します。ブームが後押しして投資ハードルは下がりがちですが、生半可な意思では続けられない、本気度が問われる活動なのです。

だからこそ、私達はデータ利活用をお考えのお客様に「内製化」を提案しています。お客様の社内にスキルやノウハウを蓄積し、お客様自身の手でデータ利活用を推進する。一時的に外部の専門家を起用するにせよ、自分たちが自走するまでの補助輪と位置づける。データ利活用は一過性のプロジェクトではなく、文化の醸成とも言うべき息の長い活動です。だからこそ、お客様自身の手で推進する覚悟が必要なのです。

もちろん、データ利活用を主導するためには知識とスキルが必要です。しかし、その点は心配いりません。ウルシステムズがデータ利活用の内製化を目指すリーダーに必要なサポートを提供します。それがDDX-Methodです。

データ利活用の内製化を支える4つのサービス

DDX-Method®はデータドリブン経営の実現に向けて4つのサービスメニューを用意しています。すなわち、DDX-MO伴走支援、DDX-CoE立上げ・育成支援、データ利活用プロセス導入支援、QuickWin実行支援です。お客様の置かれた状況に合わせて必要なサポートを提案します。

DDX-MO伴走支援

プロダクトマネジメントやプロジェクトマネジメントの経験があり、データ利活用の難しさを熟知したコンサルタントが伴走し、データ利活用戦略の実現をサポートしながらノウハウを引き継ぎます。

※DDX-MO:Data-driven Transformation Management Office

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DDX-CoE立上げ・
育成支援

専門知識やスキルをもってデータ利活用に貢献するスペシャリスト集団CoEを立ち上げます。チームにはコンサルタントも加わり、活動しながらスキルやノウハウを引き継ぎます。​

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データ利活用
プロセス導入支援

CRISP-DMやDMBOKなどの定石をふまえた、データ利活用のための標準プロセスULDM®をニーズに合わせて実装し、現場への定着までをご支援します。​

※ULDM:ULSystems Data Management Process​

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QuickWin実行支援

データ利活用のアイディアをもとに効果を事前検証する簡易環境(Sandbox)を使って、ゴール設定から環境構築、検証までの一連をスピーディに実現します。

※Sandboxの立ち上げからデータの利用開始までにかかるのは最速で数日間

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DDX-MO伴走支援

DDX-MO(Data-driven Transformation Management Office)はデータ利活用の中核となるチームです。データドリブン経営の実現に向けたロードマップを描き、その実現に向けた様々な活動を推進します。データ利活用は長期間に渡るため、DDX-MOはお客様の社員で構成する必要があります。ウルシステムズはDDX-MOの立ち上げを支援します。

  • 1.データ利活用の成熟度アセスメント

    データ利活用の支援をスタートするのに先立ち、データ利活用に対する期待や現状を調査します。理想と現実のギャップや利活用のボトルネックとなる箇所を特定し、どこから手を付けるべきか目星をつけます。必要に応じてデータの検証もおこないます。

  • 2.データ利活用のロードマップ作成

    ビジネスゴールを踏まえてデータ利活用のマイルストーンを設定します。データ利活用は切迫した課題がないことが多く、締め切りや品質基準が曖昧になりがちです。わかりやすい達成目標を期限付きで設定することで活動の成功率を高め、関係者の士気を保つことが可能になります。

  • 3.DDX-MOの立ち上げ

    データ利活用の中核となる専門組織「DDX-MO」を立ち上げます。初期メンバーはお客様社内から選抜した専任メンバーとウルシステムズのコンサルタント。お客様の社内におけるDDX-MOの役割を定義し、必要なリソースを確保して実際の活動をスタートできる体勢を整えます。

  • 4.スキルトランスファー

    お客様だけで自走できるようになるまで、ウルシステムズのコンサルタントがDDX-MOとしての活動を牽引します。お客様の企業文化や組織体制、ビジネス環境を踏まえて次のアクションを設定し、実行します。ウルシステムズの離任時期を設定してスキルの移転も進めます。

DDX-CoE立上げ・育成支援

データドリブン経営の実現には経営・業務・ITの各分野における専門的な知見が必要です。幅広いテーマをデータ利活用の推進役となるDDX-MOだけで網羅することは困難です。専門的な知識やスキルを蓄積し、DDX-MOの活動を支えるスペシャリスト集団が必要です。それがDDX-CoEです。ウルシステムズはDDX-CoEの立ち上げを支援します。

  • 1.DDX-CoEの人材・スキル定義

    データ利活用を推進する上でDDX-CoEが備えるべき専門的な知識・スキルは人材、プロセス、データ、ガバナンス、アーキテクチャ、技術の6つに分類できます。各分野の担い手をどのように揃えるかを決めます。場合によっては社外の専門家をメンバーに加えることも可能です。

  • 2.DDX-CoEの育成計画の立案

    DDX-CoEが備えるべき専門的な知識・スキルのうち、自社のメンバーが担当すると決めたものについて、どのような人材を育成すべきか計画を立てます。

  • 3.DDX-CoEの立ち上げ

    各分野の専門的な知識・スキルを備えてデータ利活用を支えるスペシャリスト集団「DDX-CoE」を立ち上げます。初期メンバーはお客様社内から選抜した専任メンバーとウルシステムズのコンサルタント。お客様の社内におけるDDX-CoEの役割を定義し、必要なリソースを確保して実際の活動をスタートできる体勢を整えます。

  • 4.スキルトランスファー

    お客様だけで自走できるようになるまで、ウルシステムズのコンサルタントがDDX-CoEとしての活動を牽引します。お客様の企業文化や組織体制、ビジネス環境を踏まえて次のアクションを設定し、実行します。ウルシステムズの離任時期を設定してスキルの移転も進めます。

DDX-CoEがコントロールする
6つのドライバー

DDX-CoEがコントロールする6つのドライバー

データ利活用プロセス導入支援

データ利活用を一過性の活動に終わらせることなく、長期的に継続していくためにはプロセスの存在が欠かせません。ビジネスの意思決定にデータをどう活かすか、データを誰が用意するか、閲覧権限はどのようにコントロールするか...。ウルシステムズには、CRISP-DMやDMBOKといったデータ利活用の定石を踏まえた標準プロセスULDM®(ULSystems Data Management Process)があります。このプロセスをお客様に合わせてカスタマイズします。​

  • 1.現状把握・導入計画

    標準プロセスを用いてお客様の現状をアセスメントします。データ利活用のボトルネックとなる箇所、仕組みを整えるべき箇所、標準プロセスをカスタマイズすべき箇所を特定します。データ利活用のプロセスをいつ・どこから・どのレベルで整えるか、具体的な計画を立案します 。

  • 2.プロセス設計・体制づくり

    標準プロセスをお客様のニーズや事情に合わせてカスタマイズしながら設計します。プロセスを実行するための体制を定義し、場合によっては社内調整を通じて必要なリソースを調達します。

  • 3.試行運用

    設計したプロセスを試験的に運用し、お客様にフィットするか検証します。プロセスの課題を洗い出し、実務で運用できるようチューニングします。

  • 4.モニタリング・改善

    プロセスを本格的に運用開始した後も定期的にふりかえりを実施し、課題や改善点を洗い出して、より良いものにすべくブラッシュアップを重ねます。

  • 5.スキルトランスファー

    展開・定着のフェーズ以降は、モニタリングやプロセスの改善といったサイクルを、お客さま自身で行えるようスキルを移転します。

データ利活用の標準プロセスULDM®の全体像

データ利活用の標準プロセスULDM®の全体像

QuickWin実行支援

データ分析基盤の導入、ダッシュボードの整備、アプリケーションの開発、新たなデータの収集...。データ利活用に取り組んでいると、時として大きな投資判断を迫られることがあります。当事者としては事前に投資効果を見通したいところでしょう。それを叶えるのがQuickWinです。簡易な検証環境で実際の効果が期待できるか確認します。DDX-Methodは最短数日で検証をスタートするための環境構築ツール群を揃えています。

  • 1.共通機能開発

    QuickWinはデータ利活用のアイディアを検証するために何度となく実行することになります。検証環境を効率よく用意するための土台となるのが共通機能です。お客様のデータ利活用の環境やビジネスニーズを踏まえて共通機能を開発します。また、共通機能を運用するためのノウハウをまとめ、お客さま自身が運用できるようにします。

  • 2.QuickWin実行

    データ利活用のアイディアを踏まえて投資判断に必要な材料を洗い出し、必要な環境を作って検証します。簡易環境(Sandbox)を使い、ゴール設定から環境構築、検証までの一連の活動を、事業部門も巻き込んでクイックに実施します。​

  • 3.スキルトランスファー

    QuickWinを通して得られた知見をまとめます。また、お客様自身がQuickWinを実行できるよう必要な知識やスキルを引き継ぎます。

QuickWin実行支援

ウルシステムズだからこそできること

エンタープライズ分野での豊富な実績

ウルシステムズは長年にわたりエンタープライズ領域の業務システムを手掛けてきました。大企業の業務プロセスやシステム環境、達成すべき品質水準を理解しています。テクノロジーの本質を理解し、システムやオペレーションに配慮した現実的な提案ができます。

業界トップリーダーとのパートナーシップ

また、ウルシステムズは世界屈指のテクノロジー企業と強固なパートナーシップを結んでいます。最新のソリューションにもアンテナを張り、お客様にとって最適なアーキテクチャを提案します。

ユーザー企業主導へのこだわり

ウルシステムズは創業来、「ユーザー企業主導」にこだわってコンサルティングサービスやエンジニアリングサービスを提供してきました。いかに外部の協力者が努力しようとも、当事者のイニシアチブがなければプロジェクトは成功し得ないからです。ひとたびプロジェクトに参加すれば目標達成に向けて活動を牽引し、必要ならば顧客にも直言します。
もちろん主役はお客様。コンサルタントはあくまで補助輪であり、自分たちが不要になることこそが健全である。それが私達の考え方です。だからこそ必要なノウハウは全て惜しみなく提供します。私達こそデータ利活用の内製化の最適なパートナーであると自負しています。