モダンITインフラ構築に向けた構想策定と実行支援

サマリー

新会社設立により国内複数拠点を結ぶためネットワーク構成を統合する必要がありました。ウルシステムズはセキュアで多様な働き方を実現するモダンITインフラ構成を提案。発注側の立場で構築プロジェクトをリードしました。

背景

お客様は大手素材メーカー様です。M&Aによる新会社設立に伴い、国内複数拠点のネットワーク構成を統合する必要に迫られ、ITインフラの再構築を検討開始されました。新たなインフラではユーザビリティの向上、セキュリティの高度化、多様なワークスタイルの実現などを望まれていました。

提案方針/活動内容

複雑化した国内ネットワークをシンプルにするため、SD-WAN（Software Defined Wide Area Network）への移行を基本方針としました。セキュリティ面ではクラウドサービス利用やリモートワークが増加することを前提とし、全てのアクセスを信頼せず、常に検証することでセキュリティを保つ「ゼロトラストアプローチ」を採用。エンドポイントセキュリティや認証・認可・アカウント管理のシームレス連携、ネットワークセキュリティ、クラウドセキュリティなどを設計しました。

新たなインフラ構想を実現するソリューションを選定。さらにソリューションの構築実績を持った協力会社の選定へと進みました。協力会社を選定した後は発注側メンバーとしてプロジェクトに参加。お客様のインフラ担当者と協力会社の間に立って既存インフラの統合要求とモダンITインフラの要求の抽出をサポートしました。

結果

クラウドサービスを積極的に活用したことで、新会社設立および業務開始日までに新しいインフラの構築が完了しました。多様な働き方を実現するための工夫が奏功し、利用者の生産性向上などの効果も上がっています。