PROJECT

プロジェクト事例

新ヘルスケアサービス プロジェクト推進

大手製薬業様

新ヘルスケアサービス プロジェクト推進

製造
プロジェクト&プログラム推進

サマリー

お客様は大手製薬会社様。スマートフォンアプリを利用して健康状態を改善するヘルスケアサービスを構想されました。社内外を巻き込んだプロジェクトを立ち上げたものの、文化の異なるステークホルダー間の合意形成が難航。活動全体が停滞していました。ウルシステムズはステークホルダーの合意を形成し、新サービスの立ち上げを成功に導きました。

背景

お客様は大手製薬会社様。スマートフォンアプリを利用して健康状態を改善するヘルスケアサービスを構想されました。サービスの具現化に向けてシステム開発会社やデザイン会社、スタートアップ企業など各分野のスペシャリストからなるプロジェクトチームを発足しましたが、メンバー間の文化の違いに直面。プロジェクトの目指すゴールや現在の状況について共通認識を醸成できないままプロジェクトを場当たり的に進行していたため、メンバー間の信頼関係を構築できず、プロジェクトが暗礁に乗り上げていました。

提案方針・活動内容

ウルシステムズはプロジェクトマネジメントの支援役としてチームに参画。価値観の異なるプロジェクトメンバーの共通認識を形成するところから着手しました。ゴールやスケジュール、品質をマネジメントの軸に設定。各メンバーの活動を共通言語に翻訳した上でマネジメント軸上にマッピングし、誰がどんな目的で何をしているのかを相互に理解できるようにしました。

その後、スコープの明確化を実施しました。具体的にはメンバー間のコミュニケーションを徹底的に整理し、アイデアレベルの要望や口約束なども含めて要件としてリストアップ。一覧を眺めながら「いつまでに」「何を実現すべきか」をメンバー間で議論し、初期リリース時点で実現すべき要件と、その実現に向けてやること・やらないことについて合意形成しました。

合意形成後はステークホルダーが常にプロジェクトの状況を確認できるよう最新情報を共有。金銭的な内容も含めてガラス張りすることでメンバー相互の信頼を醸成しました。 プロジェクト推進時は「あるべき論」をむやみに押し付けることなく、各担当者の声を聴きながら各社各様のカルチャーやワークスタイルに適用できる最適解を導き出して全体統制を進めました。チーム内の心理的安全性が確保された結果、ネガティブな情報もいち早く共有されるようになり、リスクやトラブルへの早期対処が可能になりました。

結果

ステークホルダーの合意形成と相互信頼を実現した後、プロジェクトは順調に進行しました。初期バージョンは各メディアに取り上げられ業界内でも注目を集めました。ユーザーの声を反映して継続的に改善を重ね、現在はサービスの有償化と収益化を狙うフェーズに入っています。