PROJECT

プロジェクト事例

IT戦略とシステム投資基準の策定

専門商社様

IT戦略とシステム投資基準の策定

流通・小売
デジタル&IT戦略立案

サマリー

目下、急成長を遂げている専門商社様ではさらなる事業展開をシステムが阻んでいました。巨額の投資にも関わらず、事業に対するシステムの貢献度は不透明。さらなる事業展開を考慮すると、IT投資を抜本的に見直す必要がありました。ウルシステムズはIT投資戦略とシステム投資基準を策定し、お客様が正しいシステム投資を判断できる環境を整備しました。

背景

お客様は専門商社様。ユニークなビジネスモデルで事業を急拡大する一方、既存システムが成長スピードに追いつかず、ビジネスの足かせとなるケースが増えていました。経営陣はシステムの拡充に対して積極的であり、すでに相当額を投じていたものの事業への貢献度は不透明でした。今後の事業拡大を考慮するとシステム投資の全体最適化が不可欠と判断し、IT戦略立案や最新テクノロジー活用の経験が豊富なウルシステムズに支援を要請されました。

提案方針・活動内容

ウルシステムズは事業方針に整合するようIT投資を最適化すべきと判断。今後数年間の事業展開を見据えた中長期のシステム化方針を作成するよう提案しました。

まずはお客様の経営層と膝詰めで議論を重ね、企業文化とビジネスモデルを整理。さらに今後の事業方針を明確化しました。その後、現行の業務プロセスとシステムを網羅的に調査。将来像の実現に向けて「何を・どんな順序で・どう変革するのか」を検討しました。システム投資の対象となる事業領域、各領域に対するシステム投資の優先順位、中長期のデジタル化計画などをロードマップとして定義。事業方針と整合するシステム投資基準を策定することで、お客様が個別のシステム投資の妥当性を判断できるようにしました。

ロードマップの作成と合わせてシステムのグランドデザインも策定しました。ビジネス環境やビジネス上の優先事項の変化も想定に入れて、積極的に共通化する部分と独立性を持たせる部分に分割。業務効率や拡張性を踏まえたシステムアーキテクチャを設計しました。

結果

目指すべきシステム全体の姿とシステム投資の基準を明確にした結果、開発会社から提案されるシステム開発や改修の妥当性を一貫した基準で判断できるようになりました。また、お客様のシステム投資やシステム開発に対する考え方も変化。現在ではお客様自身で事業成長に合わせてシステム化戦略や投資基準を更新しながら運営できるようになりました。