ウルシステムズ、流通業向け次世代受発注ビジネスソリューション

ウルシステムズ株式会社（本社:東京都中央区、代表取締役社長:漆原 茂、以下 ウルシステムズ）は、流通業向けに次世代電子商取引を実現するソフトウェア「UMLaut/J-XML^TMVer1.0」の販売を10月1日より開始することを発表します。この製品はウルシステムズ及び同社のパートナー企業を通じて全国で販売されます。

「UMLaut/J-XML^TM」は、従来のJCA手順に代わりインターネットを活用して高速かつ安価な企業間取引を実現する次世代の受発注ビジネスソリューションです。最新のJEDICOS-XMLに準拠した業界初のパッケージとなります。日本の流通業の多様な業務フローを網羅しているため、取引先ごとに個別システムを構築する手間や開発コストを抑えることができます。また、電子受発注機能に加えて、特売企画や在庫などの豊富な情報をリアルタイムに交換することが可能です。これまで生産・卸・物流・小売とそれぞれの間で途切れていた情報がつながるだけでなく、ICタグを用いたトレーサビリティなどを可能にするビジネス基盤を提供します。

製品の特徴は、以下のとおりです。

1. 高速、安価な電子商取引が可能
   従来のJCA手順では、専用線を用いた通信のため受注開始から受注完了までの処理に数時間を要していました。「UMLaut/J-XML^TM」では、高速かつ低コストのインターネットと高信頼の通信プロトコルの利用により、数分で完了します。
2. 多様な業務フローに対応
   「UMLaut/J-XML^TM」は、受発注から決済まで日本独自の多様な業務フローを網羅しています。「UMLaut/J-XML^TM」を導入することにより、取引先ごとに異なる業務処理の全てに柔軟に対応できます。また、商品ごとに業務フローが異なる場合や、生鮮品を取り扱う場合など日本の複雑な商習慣に対応した業務が必要な場合でも、システムを再構築する必要はなく設定を変更するだけで容易に対応することが可能です。単なるEDIパッケージの枠を超え、業務基盤として利用できるのが大きなポイントです。
3. 業務効率が大幅に向上
   伝票明細レベルでのトレース機能を備えており、受注から決済までの一連の取引の間に発生する商品数量や単価の変更などの情報をリアルタイムに共有することができます。これまで決算時の違算などの業務例外のための伝票処理にかかっていた業務負荷を大幅に軽減し、業務効率を向上させることが可能です。伝票レス（無し）の効率的な業務基盤としても利用いただけます。
4. 次世代の業界標準に準拠
   今後普及が期待されているJEDICOS-XMLに準拠しています。企業間取引のために策定された、受発注から物流・決済までの12種類の標準メッセージの全てに対応しています。さらに、独自メッセージフォーマットを使ったメッセージ交換も容易です。プラグインにより従来までの通信プロトコルにも対応できます。またグローバルな標準も今後順次対応してまいります。
5. 既存システムとの接続が容易
   既存の受発注や会計、物流システムなどと接続するために、開発ツールを用意しております。簡単に既存システムと連携できます。
6. 大小様々な規模の事業者に対応
   「UMLaut/J-XML^TM」は、様々な規模の事業者に対応するため2つの利用形態を用意しています。取引量の大きな企業は「UMLaut/J-XML^TMサーバ」、取引量の少ない企業は「UMLaut/J-XML^TMクライアント」の導入が適しています。

製品の名称及び価格は、以下のとおりです。実際の価格はシステム規模や構成によって変動します。詳細はinfo@ulsystems.co.jpまでお問い合わせ下さい。

今後3年間で、大手小売業など約300社以上への販売を見込んでいます。現在様々な団体が策定している新しい標準仕様についても順次対応していく予定です。