~情報利活用を促進し顧客向けサービス開発を加速~
ウルシステムズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:横山 芳成、以下、ウルシステムズ)は、株式会社ハウスメイトパートナーズ(本社:東京都豊島区、代表取締役:井関 豊、以下、ハウスメイトパートナーズ)の基幹業務システムを刷新しました。
ハウスメイトパートナーズは賃貸仲介件数全国2位(※)、管理戸数24万戸超を誇る賃貸不動産管理のリーディングカンパニーです。不動産オーナーや入居者に対して不動産の管理、仲介、メンテナンスなどのサービスを提供しています。同社は長年に渡ってメインフレームで基幹システムを運用してきましたが、ハードウェアが保守期限を迎えることを機に次世代システムの検討を開始。豊富な知見を持つウルシステムズに支援を要請しました。
ウルシステムズは現状分析から活動をスタートしました。既存システムは長年に渡って改修を重ねた結果、内部構造が複雑化していたほか、ドキュメントの不備も相まって変更にかかる時間やコストがビジネスの足かせとなっていました。サービスの拡大に応じてシステムを逐次導入していった結果、顧客や物件といったデータを複数のシステムで保持しており、情報の取得や更新に手間がかかる点も業務効率の面で課題でした。
こうした分析を踏まえてウルシステムズは新基幹システムの方針を提案しました。データを一元的に管理する「基幹データベース」や、システム間連携や帳票管理などの共通機能を提供する「共通基盤」を整備。これらを利用する形で基幹システムを再構築するとともに既存システムを改修することで、グループ全体のデータ管理やシステム間連携の高度化を図る内容です。ハウスメイトはこれらの提案を承認し、リニューアルプロジェクトを開始。ウルシステムズはプロジェクトマネジメントを支援する形で伴走しました。
新基幹システムは2022年10月より運用をスタート。今回のシステム刷新を通じて、機能拡張や新サービス導入に伴う期間の短縮と品質の確保に加え、ハウスメイトグループが提供する各種情報の一元化、オーナーや顧客へのサービス向上も実現しました。
ハウスメイトパートナーズでは今回のプロジェクト実行にあたり、次のようにコメントしています。 「ウルシステムズに今回の刷新を依頼した理由は、システム導入の構想から開発までをトータルで任せることができるだけではなく、ハウスメイトパートナーズが抱えている課題と目指したい姿を可視化する構想を提案してくれたからです。目の前の課題だけではなく長期的目線を持ち本音で向き合い、同じ方向に向かってくれる体制と技術力の高さによって当初は難しいと思っていたシステム刷新プロジェクトを迅速にローンチすることができました。」
ウルシステムズは、今後も戦略的ITコンサルティングでお客様の事業に貢献してまいります。
※週刊全国賃貸住宅新聞(2023年1月2日発行号)発表の「2023 賃貸仲介件数ランキング 399社」より