社員インタビュー

業務分析コンサルタント/ITアーキテクト

大手製造業の基幹システムをアジャイルで開発

河野 / Kono
業務分析コンサルタント/ITアーキテクト

私は現在『アジャイル開発』を技術の主軸に、お客様のITの企画から開発までを一貫して支援しています。アジャイル開発ではシステム構築を短い期間に区切って設計・実装し、動くシステムをお客様に見せて新たな改善や要求を積極的に取り入れることを何度も繰り返します。

それによってお客様の真のニーズを捉え、途中で生じる要件の変化にも柔軟に対応し、カットオーバー時にはより現場の要求に近いシステムに着地させることが容易になります。

基幹システムにアジャイル開発を導入する事例が少なかった2003年ごろから、私はいくつもの大規模な基幹業務システムの開発をアジャイルで行ってきました。

その先駆けになったある大手製造業のプロジェクトは、今もとても印象に残っています。当時、大手製造業の情報システム部門の責任者の方から「業務改革を目的としたSCMの構築を、アジャイル開発で行いたい」とのご相談がありました。このプロジェクトでは、システムの基本構想時点で現場の意向が充分に汲み取れておらず、そのままウォーターフォールで開発したら使えないシステムを作ってしまうリスクを抱えていました。そのリスクを解消するためにお客様は、アジャイル開発をぜひ実施したいと強く望んでおられました。

当社がビジネスモデリングから実装まで一貫して顧客視点で支援できる事と、大規模な基幹システムの開発をアジャイル開発でやり遂げるだけのノウハウを持っている事をご評価いただき、パートナーとして選ばれました。

私はコンサルタント兼PMとしてプロジェクトに参加し、約2年半をかけてお客様と一丸になってプロジェクトの成功を目指しました。アジャイル開発では、システムが利用される現場を自分の目で確認して、現場のニーズを正確に把握することを重視します。私も生産管理のサブシステムに着手した際には、工場に足を運んでは現場の仕事を確認し、ユーザーへのヒアリングやレビューを何度も行いました。

「1ヶ月サイクルで動くシステムを作る」「それを現場で実際に使ってみて評価する」「フィードバックを取り込んでより良い形に改善する」というやり方がうまく機能して、真の現場ニーズをシステムに取り入れ、当初の計画では実現し得なかった価値の高い機能をも実現することができました。こうしてプロジェクトは、計画した予算・納期通りに無事完了することができました。

またこのプロジェクトでは、当初のねらいを超えた様々な効果を実感することができました。例えば、以下のようなものです。

  • ショーストッパーリスクに早期に対処できた。
  • ユーザーが本当に必要な機能を初期段階から真剣に考えることができた。
  • ユーザーのプロジェクトへの参画意欲が飛躍的に高まった。
  • 早く失敗を経験することで、早く成功に近づいた。
  • 繰り返し学習できることで生産性が飛躍的に向上した(お客様の若手社員が急成長した)。

私は今後も『アジャイル開発』に様々な最先端の技術や方法論を組み合わせて、お客様にとって投資対効果の高い、価値あるシステムの実現をお手伝いしていきたいと考えています。

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