社員インタビュー

CIO支援/PMコンサルタント

「ユーザー主導開発」で大規模プロジェクトを成功に導く

小林 / Kobayashi
CIO支援/PMコンサルタント

ウルシステムズは、発注企業がシステム構築の主導権を握る「ユーザー主導開発」こそが、顧客の根本的な課題解決を見据えたプロジェクトの成功を実現でき、長期的なビジネスの競争力向上に直結すると考えています。大規模プロジェクトでは納期やコストを計画通り収めることが奇跡に近く、開発はベンダー任せになってしまい、あちこちで発生している問題を顧客が知るころには既に手遅れ、という事が起きがちです。ユーザー主導開発はこのような課題を解決する手法として、今、多くの企業から注目され始めています。

現在私は、プロジェクト期間が6年、総費用100億円を超える大規模な基幹システム更改案件に、ユーザー主導開発の方法論を適用するコンサルチームのマネジャーとして参加しています。異なる事業の大小十数個のシステムの全面刷新を一から手がけ、また構築後のシステム運用保守体制も刷新するという、壮大なプロジェクトです。プロジェクトを開始当初、お客様は、大きな不安を抱えていました。複数のシステム構築を並行で進める超大規模案件のため、そのゴールイメージが不明確で、プロジェクトをどう進めたらよいのか分からなかったためです。私は数十名のメンバーと共にお客様の情報システム部門に入り、システムごとにチームに分かれ、お客様とベンダーに方法論を理解してもらいながら、一つ一つの工程を前に進めてきました。

私が全体のリーダーとして特に気を付けたのは、当社のメンバーがこの取り組みの意義やゴールなどの目的意識を持ち続けられるようにガイドすることでした。新しいメンバーが入ってきたときには、目標を共有するとともに、こまめに進捗状況や成果物を確認し、お客様の期待やプロジェクトのゴールを意識した仕事のクオリティを要望し続けました。

またメンバーが報告する際には、「根拠」と「影響」をセットで報告することを求めました。ユーザー主導開発ではユーザーがどんどん意思決定をしていくことが重要です。私たちはお客様が自信を持って意思決定できるよう課題を分析し、なぜそう考えたかという「根拠」と、その決定による「影響」を合わせてお客様に報告する必要があります。私は自分がメンバーから報告をもらうときにも常にこれを確認し、全員が意識するように徹底していました。

そして私自身は、6年後のプロジェクトの最終ゴールを常に意識し、優先順位を考えて速やかに判断し、必要な手を打つように心がけてきました。

プロジェクトが始まって2年後の2012年夏、第一段階のリリースを予定通りに完了しました。IT業界の新しい歴史を創るような新しい形でのシステム構築を、予定していた納期通りに、かつトラブルも殆どなくリリースできたことは、私たちの自信と確かな手応えにつながりました。幾多の困難を乗り越えたメンバーが大きな達成感を味わっているのを見て、私も達成感がこみ上げてきました。

大規模なプロジェクトですので、途中、作業の遅延や、機能の再調整、お客様の現場部門との意識のズレなど、さまざまな問題が次々と起こりましたが、それらを乗り越える支えになったのは、方法論だけではありません。より良いシステムを作って世の中に貢献したいというお客様の「志」と、IT業界の課題を解決しお客様の役に立ちたいというメンバーの「使命感」が、この成功の原動力だったと実感しています。

プロジェクトはまだまだ続きます。私はこの後に続く更に大きなリリースに向かって、仲間やお客様とともにこの方法論をブラッシュアップし、世の中を変える仕事を重ねていきたいと思っています。

お問い合わせ

キャリア採用に関するお問い合わせは以下のページからどうぞ。