社員インタビュー

ITアーキテクト

2カ月で処理速度50倍を実現、お客様の売り上げを拡大

藤原 / Fujiwara
ITアーキテクト

私が新卒で入社後、最初に携わったプロジェクトは、外貨取引決済業務(FX)の最重要課題を克服するために基幹システムを刷新するという案件でした。 お客様がユーザーを増やし売上を伸ばすためには、基幹業務システムを、リアルタイム処理に限りなく近い高速処理ができるようにすることが必要です。私は約3年間、基幹システムの高速化というテーマに、企画から設計、実装まで一貫して取り組みました。

2009年当時、お客様のシステムは注文の処理能力に限界が近づいていました。膨大なシステム投資をせずに処理能力を格段にアップし、競合との差別化も実現できる解決策はないか? お客様からの依頼を受けてウルシステムズが提案したのは、既存の発注システムをそのまま残しつつ、内部構造のみを再設計する「部分再構築」でした。コストを抑え、納期も早まるが、実現には高い分析力と技術力が必要という、当社らしい提案でした。

私がこのプロジェクトで最初に担当したのはパフォーマンステストでした。 高速化のための開発が進むごとに、処理能力がどれくらい向上したのかを測定し、お客様に報告していました。当時は開発経験も技術力もほとんどありませんでしたが、必要な技術を学んで実務で使い、結果が見えることが楽しく、その積み重ねで技術力を身に付けて行きました。また先輩方の技術力が非常に高く、相談すると常に的確な答えが返ってくる環境は、とても恵まれていました。

私たちの支援によりシステムの高速化は着実に進みましたが、並行してお客様のユーザー数も順調に増え、高速化へのお客様の要望はさらに高まっていきました。私がアサインされて約1年後、 お客様の経営層から「2か月で約定処理速度を50倍にしてほしい」と依頼されました。約定処理は、直接的にお客様の売上を左右する非常に重要な処理で、当時の最重要課題でした。

期間とコストの制限が厳しかったため、システムの構造は大きく変えず、現状のマシンリソースを効率的に利用するという方針で、私は解決策を検討しました。そうしてたどり着いたアイデアが、約定処理において必要とされるデータのみを仮の空テーブルに分割し、 約定処理とは非同期で本来のテーブルへデータを移行するというものでした。その結果、ディスクI/Oがほぼ発生しない構造となり、マシンリソースが最大限活用できる構造となり、約定処理速度は60倍となりました。改修のコストを最小限に抑えつつ、お客様の期待を充分に満たすことができました。お客様にも喜んでいただき、大きな達成感を感じた瞬間でした。

ウルシステムズは、若いうちから仕事を任せてくれる環境です。逆に言うと、仕事の進め方を事細かに指示されることはあまりなく、達成すべき目標をどのように実現するか、自分で組み立てなければなりません。私はその仕事の進め方がとても性に合っており、 お客様の事業の命運が賭かったプロジェクトで、自分のアイデアが成果につながった時の嬉しさは格別で、非常にやりがいを感じています。

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