ウルシステムズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:漆原 茂、以下 ウルシステムズ)は、高速でスケーラブルなNoSQLデータベースにトランザクション機能と自動運用機能を付加し、国内の主要なクラウド上で利用できるサービス「BlueRabbit™」を開発し、本日より販売を開始したことを発表します。高価なRDBMSは必要なく、安価で高速なNoSQL上に業務システムを構築し、任意のクラウド上で自動運用できます。
これまでの商用のRDBMSは価格が高い上にスケールアウトしづらい問題がありました。この点NoSQLはスケーラビリティが高いもののトランザクション処理に不向きなため、在庫やポイント計算などの業務処理ができない課題がありました。そこでウルシステムズは、スケーラブルなNoSQL上にトランザクション処理機能を実装し、業務向けの分散処理システムとして利用できる「BlueRabbit」を開発しました。国内の主要なクラウドに対応、自動運用や監視機能も付加することで、24時間365日の運用にも耐えられます。
「BlueRabbit」はNanaHoshi™(データベース)とRabbitScope™(運用監視)から構成され、主な機能は以下の通りです(詳細はhttp://b-rabbit.jp)。
- NanaHoshiデータベース
- NoSQL上でのトランザクション処理機能
- NoSQLデータの高速検索やソート機能
- スケーラブルな更新処理
- マルチデータセンター対応(災害対策、冗長化)
- RabbitScope
- サーバの自動運用監視
- 電話でのアラート、電話のみでの自動運用指示(PhoneHook機能)
- 障害・対応履歴管理
「BlueRabbit」が現在対応しているNoSQLデータベースはApache Cassandraで、今後ニーズに応じて順次追加していく予定です。導入環境はクラウドに加え、オンプレミスにも対応しています。既にM2Mなどのビッグデータ処理やECシステム等での先行導入実績があります。
今回の「BlueRabbit」販売開始にあたり、株式会社オールブルー 代表取締役社長 助野太祐様は次のように述べています。「株式会社オールブルーのTokyo Girls' Update WEB storeは、BlueRabbit技術を全面採用しています。突然の高負荷にも耐えられる商用クラウドサービスに加え、越境ECも可能になるなど大変満足しています。これからもウルシステムズの技術に期待しています。」ウルシステムズは今後も、お客様側を支援する戦略的ITコンサルティングで、お客様の事業に貢献してまいります。
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