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CGCの流通BMS対応の新XML-EDIシステムにウルシステムズの「UMLaut®/J-XML™」が全面採用、実稼働開始
プレスリリース2007年10月04日

CGCの流通BMS対応の新XML-EDIシステムにウルシステムズの「UMLaut®/J-XML™」が全面採用、実稼働開始

ウルシステムズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:漆原 茂、以下 ウルシステムズ)はこのたび、食品スーパーマーケットの共同仕入れ機構である株式会社シジシージャパン(本社:東京都新宿区、取締役社長 森田隆夫、以下 CGC)の「流通ビジネスメッセージ標準(以下流通BMS)」に対応した新しいインターネットEDIシステム基盤としてウルシステムズのXML-EDIソフトウェア「UMLaut®(ウムラウト)/J-XMLTM」が全面採用され、実稼働を開始したことを発表します。

CGCグループは、食品スーパーマーケットの共同仕入れ機構として全国各地に約220社3100店の加盟店を持つ、日本最大規模の協業組織です。CGCではこれまで、全国の加盟スーパーマーケットが共同して商品の開発や調達、販売促進、物流に取り組むことで、生活者の安全と健康と心豊かな暮らしに貢献する流通の革新を推進してまいりました。しかし従来のEDIシステムでは、加盟店ごとに個別の開発が必要になり維持管理費用が増大して効率が悪いといった問題がありました。さらに業界で新しい標準「流通BMS」が策定されている動きをうけ、CGCでは業務効率化にむけた新しいXML-EDIシステム構築に着手しました。

今回、本稼働を開始したシステムは、「流通BMS」分野での豊富な実績があるウルシステムズの「UMLaut®/J-XMLTM」を基盤ソフトウェアとして採用しています。従来までのJCA手順などのデータ交換に加え、インターネット技術を使ってebXML手順やJX手順に対応したシステムとなっています。多数の加盟店と取引先の間をつなぐ非常に複雑な業務プロセスをITで実現するためには単なるXMLのデータ交換ソフトウェアでは不十分です。そのためビジネスプロセス制御機能に長けた「UMLaut®/J-XMLTM」が高く評価され採用にいたりました。CGCでは流通BMSに準拠したデータ交換を行うことでシステムの維持管理コストを抑えるとともに、複雑な業務プロセスの効率化を実現しています。

CGCでは今後、「UMLaut®/J-XMLTM」をベースに「流通BMS」による接続企業を増やしてまいります。複雑化した加盟店とその取引先各社とのやりとりを効率的に行うと共に、伝票レスなど更なる業務改革を行ってまいります。ウルシステムズは今後、「UMLaut®/J-XMLTM」を使って各加盟店と取引先各社への流通BMS導入を順次支援してまいります。

CGCシステム構成図

CGCシステム構成図

※1「流通BMS」

「流通ビジネスメッセージ標準」の略称。2007年4月3日にver1.0が公表された。大手総合小売業や食品スーパーで構成する「次世代EDIワーキンググループ」が策定したEDIの規格。受発注業務のプロセスや、交換するデータ項目などが規定されている。通信回線にはインターネット、データ項目の表現形式にはXMLを利用することが前提である。

※2「UMLaut®(ウムラウト)/J-XMLTM

ウルシステムズが開発した、流通業向けの次世代電子商取引を実現するソフトウェア。従来のJCA手順に代わり、インターネットを活用して高速かつ安価な企業間取引を実現する次世代の受発注ビジネスソリューションで、「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)」に対応している。企業間取引に関する全業務パターンに対応できるのが最大の特徴。

※3「ebXML手順やJX手順」

インターネット技術を使って電子商取引を行うための国際標準通信プロトコル。流通BMSでも採用され、今後の普及が見込まれている。

本件に関するお問い合わせ

ウルシステムズ株式会社
広報室 三浦 おりえ
TEL:03-6220-1400
Email:press@ulsystems.co.jp

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