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ウルシステムズ、ANA国内線インターネット予解約システムの大規模リニューアルを支援
プレスリリース2004年07月06日

ウルシステムズ、ANA国内線インターネット予解約システムの大規模リニューアルを支援

~ ANA SKY WEBの中核を設計、プロジェクト支援を実施 ~

ウルシステムズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:漆原 茂、以下 ウルシステムズ)はこのたび、全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大橋 洋治、以下ANA)の国内線インターネット予解約システムの大規模リニューアルへの技術コンサルティングを実施し、システム中核の技術基盤の設計とプロジェクトマネージメント支援を行ったことを発表します。ANAの重要な販売チャネルを担うANA SKY WEBの中核である新しい国内線インターネット予解約システムは、2004年2月1日に無事カットオーバーを迎えました。

近年の企業統合や様々な交通手段の台頭などにより、航空業界における競争も激化してきました。特にインターネットを使ったチケット予約サービスの伸びはすさまじく、ANAも1997年以来いち早く国内線予解約サービスをインターネット上にスタートさせ業界をリードして来ました。しかし当時の最新技術で構築してきたシステムも、現在に至るまでの6年間の急速なビジネス規模の拡大により維持管理性や拡張性、性能面などにおける課題が顕著になってきました。そこでANAは、将来を見越した"勝ち続けるためのIT基盤"を構築するために、システムの大規模なリニューアルを決断しました。

今回のプロジェクトは、単なる性能面や信頼性の向上だけでなく、システムアーキテクチャを刷新し、企業戦略に応じて迅速に拡張でき維持管理性の高いシステム構造を実現する必要がありました。そこで大規模基幹系システムの技術コンサルティングとプロジェクトマネージメント支援で定評のあるウルシステムズがパートナーとして選ばれました。JavaやWebサービスなどの新しい技術に切り替え、徹底的に差別化したインターネット予解約システムを仕上げるために、ウルシステムズのその分野における実績と実行力が高く評価されました。

ウルシステムズは、短納期で大規模な今回の開発を成功させるために、自社が保有するプロジェクトマネージメント手法と開発方法論をベースとしたOJT方式によるコンサルティングを実施しました。ANA側のプロジェクトチームと一体となってウルシステムズのプロジェクトマネージメントのノウハウを積極的に活用し、プロジェクトを推進しました。その結果、大規模なオープンシステム開発の様々なリスクを回避でき、予定通り無事カットオーバーを迎えました。

また極めて独自性の高いビジネスモデルを支えるために、ウルシステムズはシステムの基盤設計を支援しました。これはANAが長年培ってきた予解約システムの資産を有効に活用しつつ、今後のビジネス環境の変化にも強いシステムを作るためのビジネス基盤をソフトウェア化したものです。大量のインターネットトランザクションを処理しつつ、画面やビジネスロジック、ホスト含む他システム接続などを分離して設計し、機能拡張の際には局所的な対応で済む様に考慮し、生産性を高めました。これにより、カットオーバー後2ヶ月で早くも、業界でも初めてのFlash対応などの新規機能をリリースすることができました。

全日本空輸株式会社 営業推進本部 営業システム部 アシスタントマネージャー 山本 昇氏は、「ANA SKY WEBはこのたび、増え続ける通信量やアクセス数への対応やワンツーワンマーケティングが可能な長期戦略に沿ったシステムへと、抜本的にリニューアルしました。ウルシステムズさんは、大規模基幹システム構築で培った高い技術力と豊富なフレームワーク構築経験をもとに、ANA SKY WEBの業務とシステムの特徴を早期に理解していただき、ANA SKY WEBのアプリケーション設計コンセプトを短期間に確立してProjectを推進してくれました。今後もウルシステムズの技術力に期待しています。」と述べています。

ANA SKY WEB

ANA SKY WEB(http://www.ana.co.jp)">

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