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ウルシステムズ、ソニーアーバンエンタテインメントと凸版印刷の携帯電話向けメールマーケティング事業「LE-X」システムを開発
プレスリリース2001年09月07日

ウルシステムズ、ソニーアーバンエンタテインメントと凸版印刷の携帯電話向けメールマーケティング事業「LE-X」システムを開発

~最先端フレームワークをベースに一ヶ月で構築~

eビジネスの戦略的テクノロジーコンサルティングカンパニーであるウルシステムズ株式会社(本社 東京都中央区、代表取締役社長 漆原 茂)は、ソニーアーバンエンタテインメント株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 大沢 知之)と凸版印刷株式会社(本社 東京都千代田区、代表取締役社長 足立 直樹)が事業展開しているモバイル技術活用によるテーマパーク・商業施設活性化の為のメールマーケティングソリューション事業「LE-X」のシステム開発を行い、同事業に対し提供したことを発表します。ウルシステムズの開発方法論とソフトウェアフレームワークを適用することで、一ヶ月という短納期でお台場のメディアージュ向けシステムを構築しました。

近年の携帯電話の爆発的普及とインターネット端末への進化によりテーマパーク・商業施設などの施設は、個々の来場者に対してパーソナルかつリアルタイムにアクセスすることができるようになりました。

ソニーアーバンエンタテインメントと凸版印刷が提供する「LE-X」は、テーマパーク・商業施設などへの来場者に対して、携帯電話のメール機能を利用して施設の情報や現場と連動した遊びを配信する新しいコンセプトのメールマーケティングソリューションです。「LE-X」のシステムには、各施設の特徴にあわせてコンテンツを簡単に変更できる容易性・拡張性と共に、アイデアが陳腐化しないうちに即座にサービス提供ができる柔軟性が必要になります。

ウルシステムズは、ソフトウエア工学を駆使したオブジェクト指向ベースの開発方法論を備え、JavaTM、XMLなど先進の技術を用いたソフトウェアフレームワークによって、インターネットシステムを短期間でスピード開発し、しかも高品質、高拡張性、高信頼性を実現する構築技術を整備しています。今回、ウルシステムズの開発方法論とソフトウェアフレームワーク「UMLautTM」を適用することによって、「LE-X」システムを容易性・拡張性・柔軟性に富んだものに仕上げました。

またウルシステムズは、日本ヒューレットパッカード株式会社(以下日本HP)が展開する「hp mobile e-services bazaar」のパートナー企業です。「LE-X」システムはウルシステムズがシステム開発を行い、日本HPがハードウェア他のプラットフォームを提供しました。Webアプリケーションサーバは、日本BEAシステムズ株式会社のBEA WebLogicTMを採用し、拡張性と柔軟性を実現しました。

今回の発表にあたり、ウルシステムズ代表取締役社長漆原 茂は次のように述べています。「携帯電話を使った新しいサービスがどんどん生まれてくる中、それを支えるシステムもますます大規模になり、柔軟性や拡張性が要求されます。このようなシステムを短納期で構築するには、新しい開発方法論とソフトウェアフレームワークが必要になります。今回の「LE-X」システムは、特に納期も短く新しい携帯サービスをきっちりと立ち上げる必要がありました。当社の技術により、お客様の重要なシステムを十分な品質と機能で仕上げることができました。」

「LE-X」システム概要

「LE-X」の最大の特長は、来場者に対して来場者の属性にマッチした情報を時間の経過にあわせてタイムリーに提供することにより、来場者の満足度と施設の稼動率を向上させることを可能にした点にあります。「LE-X」は、以下の3つの基本機能から構成されます。

  • コンテンツ作成機能
    あらかじめ用意されたさまざまなテンプレートを用いることで、来場者の属性、嗜好性、目的にあわせたコンテンツを容易に作成可能。コンテンツ検索機能や携帯キャリア向け自動変換機能も併せ持ち、必要なコンテンツを短時間で効率よく作成できます。
  • コンテンツのマルチパターン配信機能
    来場者の回遊性向上の為の適切な時間軸配信に加え、来場者がどの時間に来場しても確実に情報を配信することができます。複数のコンテンツ配信パターンを設定でき、来場者の属性、嗜好性、来場時間などにあわせ様々なコンテンツのマルチパターン配信を実現します。
  • ASP
    他のエンターテイメント施設へASPとしても提供可能。短期間かつローコストでメールマーケティングの実施を可能にします。
LE-Xシステムフロー

LE-Xシステムフロー

システム構成図

システム構成図

UMLautの概要

UMLautは、eビジネス構築のライフサイクル中で標準的に適用することによって開発効率が高まるベストプラクティスを集約した包括的フレームワークです。eビジネス構築の特徴的要求として、(1)きわめて短期間でのサービススタート、(2)高可用性、高信頼性、(3)頻繁に発生するサービスの追加、仕様の変更に追従する柔軟なシステム構成、などがあげられます。これに応えるためには、eビジネス構築のプロセスを最適化するとともに、システム開発では開発効率を極限まで高める環境や再利用可能なソフトウエアフレームワーク(汎用のミドルウエアや共通のコンポーネント)をあらかじめ整備しておく必要があります。

UMLautは、オブジェクト指向方法論やJ2EETMなどの先進技術をベースに、これらの要求に応える標準的な開発の仕組みを提供するものです。このUMLautフレームワークには、開発プロセス、開発ガイドライン、ソフトウエアフレームワーク、開発環境、テスト手法、ドキュメントテンプレートなどが含まれます。

ウルシステムズでは、すべてのプロジェクトに対してこのフレームワークを適用し、短期間でのeビジネス構築を成功させています。

UMLautは、ウルシステムズの商標です。その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

本件に関するお問い合わせ

ウルシステムズ株式会社
広報室 三浦 おりえ
TEL:03-6220-1400
Email:press@ulsystems.co.jp

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