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日本のITを変える、ウルシステムズ

 ウルシステムズは、企業の情報システム部門を強くする様々な取り組みを行っています。
世界経済の急激な変化に対応し、攻めのIT投資で成長を実現する方法として提唱しているのが、「ユーザー主導開発(ULSD)」です。「ユーザー主導開発(ULSD)」は、ユーザー企業自らがさらなるスキルを身に付け積極的に関与することで、
無駄のない適正なコストでのシステム開発と人材育成が可能となる新しい考え方です。
インタビュー第3回では、魂の入った企業システムを創るための取り組み方や今後のIT業界の展望などについて代表取締役社長 漆原茂に聞きました。

 

第1回
見えないコストの発生をなくす、
「ユーザー主導開発(ULSD)」とは

第2回
「ユーザー主導開発」の効果と
取り組み方

第3回
魂の入った企業システムを創るために

 

第3回  魂の入った企業システムを創るために

 

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魂の入ったシステム開発手法、ユーザー主導開発

 

Q:開発の進め方に口を出すとうまくいかなかったとき自分たちの責任になりませんか?

それはそのとおりです。ただ、丸投げしてもそれは同じです。よく考えてみて下さい。納期が遅れてサービス投入が遅延したときの機会損失、システムに不具合が生じて損失が出たとき、開発ベンダーがその責任を取ってくれますか?ベンダーだって馬鹿じゃありません。契約書を見ればわかりますが、必要以上の責任を負わないような契約になっています。システム開発がうまくいかないことによって生じるビジネストラブルの責任はユーザー企業が負うことには変わりないのです。 欧米ではユーザー企業が、インフラ、PKGソフト、インテグレーション、保守・運用、これらを分解して切り出して発注しています。それぞれで、必要な範囲の責任をとってもらえばよいのです。丸投げすることによって、システム開発が失敗したときの責任回避ができるということ自体が幻想で、その幻想に高いコストを払ってきたわけです。

 

Q:複数のベンダーに切り分けて発注するということですか?

開発規模が小さければ必ずしも切り分けは必要ありませんが、開発規模が大きいときには、管理できる単位に切り分けて発注した方がよいですね。全体を丸投げにするから価格が高くなりますし、さまざまなロックインを起こす要素が入ってくることになります。 システム全体の構築責任を分解する必要があります。今は、この切り分けは一次請けのベンダーが行っています。部分に切り分けて二次受けのベンダーに発注しています。システムの構築の実作業を行っているのは二次請けベンダーなのです。この部分を発注側ですればよいだけです。こうした二次請けベンダーさんには非常にスキルの高い要員を揃えているところが結構あります。開発を切り分けることの出来る力があれば、そうしたスキルの高い人達を使って短期間に非常に良いシステムを作ることができます。

 

Q:開発の切り分けはユーザー企業にできるのでしょうか?

切り分けに必要なスキルというものは確かにあります。まず、できる二次請けの業者を選ぶ「目利き」ができる必要があります。さらに、全体を管理するプロジェクト管理スキルも必要です。これらはこれまでずっと丸投げをしてきたユーザー企業には、最初のうちは難しいかも知れません。ただ、これらのいずれについても手伝ってくれるパートナーがいます。こうしたパートナーに、ユーザー側のプロジェクト管理の支援や、ベンダーの選定支援をお願いすればよいのです。 こうしたパートナーは、作る側のパートナーではなく、作らせる側のパートナーです。開発ベンダーを選んだり、管理することを行うのは発注側の視点に立って行う必要があります。開発ベンダーはその道のプロですから、専門知識を盾にされるとユーザー企業にはなかなか踏み込めないものです。発注側に頼りになるプロがいることで、良い緊張感が生まれ報告の精度もあがりますし、リスクを察知する能力が格段に変わってきます。そのためのコストはかかりますが、それを上回るだけの全体コストの削減効果があります。 また、最初のうちはそうしたパートナーに頼っていても、繰り返す中でユーザー企業のスキルが上がってきます。スキル移管もそのパートナーのミッションに加えることで、自社のシステム構築スキルのレベルアップを着実に進めることが出来ます。

 

 

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