Q:現在の経済環境下で企業のIT投資のあり方はどうお考えですか?
戦略上重要なITに対して、発注額を抑えて投資していくために新しい工夫が必要だと考えています。
現状は、リーマンショックにはじまる世界経済の急激な変化に対応するために、多くの企業でIT投資を緊急避難的に絞った状態です。状況が落ち着いてきたと ころでは、どうしても必要なところから投資が復活してきています。しかし、この苦境を乗り越えて成長を実現するには、攻めの投資のほうも復活させなければ なりません。
その際には、当然のことですが発注額を抑えた投資がこれまで以上に求められます。これまで発注額を抑える方法としては、開発に関わる業務をアウトソースし て、発注先に対してコストダウンを要求するというものが主だったのですが、これはそろそろ限界です。このやり方でコストを下げさせた結果、できあがってく るシステムの品質が下がるという弊害が現れてきています。新しい方法が必要です。
ここで発想の転換として、自分たちが積極的に動くことによって、これまで見えていなかったコストを下げていくことが考えられます。システム開発の場合、コ ストを削減をするのは発注「先」の仕事と思いがちですが、そんなことはありません。ユーザー企業自身がスキルやノウハウを持つことで、「見えないコスト」 の発生をなくし全体的なコストを下げることが可能になります。















