Page  1  2  3  4  5  6 

実例で学ぶWebシステムのチューニング手法
IDGジャパン JavaWorld誌2002年2月号特集
「実例で学ぶWebシステムのチューニング手法」の原稿を元に再構成
(埋金 進一・藤野 契)

コラム

■サンプルアプリケーションの動かし方

サンプルアプリケーションのディレクトリ構成等は、サンプルディレクトリ直下のreadme.txtを参照いただきたい。
サンプルアプリケーションを構築するには以下の作業が必要だ。

データベースの作成

データベースはWebLogic Server評価版に付属のCloudscapeの評価版を使用するのが最も手軽である。
今回の記事の中でもこのcloudscapeデータベースを使用した。もちろんOracleなど他のデータベースを使用することも可能だ。
Cloudscapeのデータベースインスタンスと表を作成するには、テーブルを作るSQL文を記述した定義ファイルを、コマンドラインユーティリティによって起動する。この際、Cloudscapeに関連するいくつかのjarファイルをクラスパスに通さなければならない。

環境設定のために、サンプルアプリケーション直下のsetEnv.cmdを編集し、以下の2行を設定する。
JAVA_HOME : jdkのインストールディレクトリ
WL_HOME:WebLogic Serverのインストールディレクトリ

WebLogic Serverがデフォルトインストール状態であれば、
JAVA_HOME=c:\bea\jdk131
WL_HOME=c:\bea\wlserver6.1

となる。この2つのパラメータをセットし、コマンドラインからsetEnv.cmdを実行することにより、環境変数がセットされる。

環境変数がセットされたら、データベースの作成に移る。コマンドラインから以下のコマンドを入力する。

WebLogic Serverがデフォルトインストール状態であれば、
$ java utils.Schema pool-url;create=true \
COM.cloudscape.core.JDBCDriver [定義ファイル]

するとデータベースが作成される。
サンプルアプリケーションを動かすためのテーブルを作る定義ファイルは、dataディレクトリの下のsample.ddlである。

WEBアプリケーションの作成

アプリケーションのコンパイルとWEBアプリケーションの作成を行う。
サンプルアプリケーションのbinディレクトリに配置されているbuild.batを動かすと、

1.環境変数の設定
2.アプリケーションのコンパイル
3.web.xml,weblogic.xmlの生成
4.アプリケーションアーカイブの作成
5.WebLogicドメインのアプリケーションディレクトリへアーカイブの配置

が、行われる。WebLogic Serverがデフォルトインストール状態である場合には、問題なくbbsApp.warというファイル名のウェブアプリケーションが作成されるはずである。それぞれの処理で行った、処理の詳細はbuild.batの中身を参照いただきたい。

サーバのコンフィグレーション

アプリケーションサーバのコンフィグレーションは、起動するWebLogicドメインのホームディレクトリ(デフォルトではc:\bea\wlserver6.1\config\mydomain)直下のconfig.xmlに記述する。
WebLogic Server自体は、デフォルトのconfig.xmlのままで起動が可能であるが、サンプルアプリケーションを動かすためには、

・コネクションプールの作成
・WEBアプリケーションのデプロイ

の設定を追加する必要がある。

サンプルアプリケーション用のコンフィグレーションファイルが、config.xmlとして収録されている。この中から必要な部分を抜粋してマージするか、あるいは、丸ごと置き換えることで、設定が完了する。また、これらの設定は、WebLogic Server起動後のconsole画面からも設定が可能だ。

コンソール画面は
http://hostname:7001/console
でアクセス可能だ。

"Hostname"の部分にはWebLogic Serverが起動しているマシンのIPアドレスあるいはホスト名をいれればよい。

WebLogic Serverの起動

デフォルトのインストール状態でも、起動するWebLogicドメインのstartWebLogic.cmdを実行することにより、WebLogic Serverを起動することが可能だ。しかし、cloudscapeデータベースを使うためには、クラスパスとデータベースホームディレクトリの設定が必要になる。こちらも、サンプルアプリケーションのbinディレクトリのstartWebLogic.cmdを使用する、それらが設定された状態でサーバを起動することができるので、利用していただきたい。

WebLogic Serverが起動したら、早速アクセスしてみよう。
http://hostname:7001/bbsApp/bbs
で掲示板の画面が現れたら成功だ。

JMeterで負荷をかけ、サーバのパラメータを最適化し、スレッドダンプやProfilerといったツールを用いてシステムの性能特性を測定し、解析を行いシステムをチューニングを実際にしてみよう。今回記事の中で扱ったいかのアプリケーションは付属のCD-ROMに収録されている。
WebLogic Server6.1
Apache JMeter 1.6.0
Sitraka JProve 3.0

Page  1  2  3  4  5  6 

このサイトについてプライバシーポリシーサイトマップ

お問合わせ

Copyright (C) 2000-2011 UL Systems, Inc. All Rights Reserved.