
いまさら聞けないサーバーサイドJava 第2回
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クラス・ファイルをサーバーにDeployしてみよう
さて,これらのコンポーネントからなるWebアプリケーションをJ2EEサーバーに配備してみましょう。前回と同様にjavacコマンドでソース・ファイル(.java)をクラス・ファイル(.class)にコンパイルしたら,作業用ディレクトリに図6のような構成でクラス・ファイルとJSPファイルを配置します。
アプリケーションの配備は,C:\j2sdkee1.3.1\bin\deploytool.batの配備ツールを使います(図7)。まず関連するファイルを一括したWARファイル(注19)を作り,それらをEARファイル(注20)としてまとめ,最後に「配備」するのが大まかな作業手順です。
図6


配備ツールをダブルクリックして起動させたら,[ファイル]-[新規]-[アプリケーション]を選択し,新規アプリケーションのファイル名をC:\work\sample200210.ear,表示名をsample200210としてください(図8)。了解をクリックして元の画面に戻ったら,メニューバーの左から4番目,地球のマークのボタンを押して「新規Webコンポーネントウィザード」を開始します。「WARファイル」というダイアログ(図9)で右下の「編集(E)…」ボタンをクリックすると,WARコンテンツ編集ダイアログが表示されるので,開始ディレクトリで作業用ディレクトリ(C:\work)を指定し,上部のペインで「WEB-INF」ディレクトリを選択,「追加」ボタンをクリックし,下のペインにクラス・ファイルを追加します(図10)。了解をクリックして元の画面に戻ったら,次に進み,コンポーネント一般プロパティのダイアログで,サーブレット・クラスは「examples.BookStoreServlet」を選択して先に進みましょう(図11)。




次の画面をデフォルトのままにして進んだら,コンポーネントの別名(ブラウザからの呼び出し名)として,追加ボタンを押して「top」と「bookList」の二つの名前を入力します(図12)(注21)。これでサーブレットの設定はOKです。完了ボタンを押してウィザードを終了してください。元の画面に戻ったら,右側ペインの編集ボタンを押して再度WARコンテンツ編集ダイアログを表示させ,top.jspとbookList.jspも同様に追加します。ここまでで,EARファイルとそれに含まれるWebアプリケーションを一つ作成できました。それではこれらをJ2EEサーバーに配備してみましょう。
左側ペインの「sample200210」を右クリックし,コンテキストメニューから「配備」を選択します。ダイアログはデフォルトのまま次へ進み,Webアプリケーションのコンテキストルートを指定します。「WebApp1」の右側のカラムを編集して「sample」と入力し(図13),完了ボタンをクリックしてください。表示されたダイアログに「sample200210の配備が完了しました」と表示されたら,作業は終わりです(図14)。



それではブラウザで,http://localhost:8000/sample/top にアクセスしてみてください。図15が表示されればWebアプリケーションは正常に稼働しています。コンピュータ関連書籍をクリックしてみてください。図16のように表示されましたか?


JSPのデザインを変えたり,propertiesファイルを編集したりしてdeployし直すときは,作業用ディレクトリで編集したあとに,WARコンテンツ編集ダイアログでファイルを追加し,アプリケーションを配備し直すといいでしょう。
これでやっと,サンプル・アプリケーションが稼働し始めました。現状ではカテゴリ一覧があるだけで,検索機能もなければ商品も買えません。こんなサイトじゃ,お客さんも立ち去ってしまいますよね。というわけで来月は,商品情報をデータベースに移行して,JDBC(注22)による商品検索機能・メンテナンス機能を実現する予定です。お楽しみに!
(注19)WAR(Web Application Archive)ファイルは,サーブレット,JSP,それらが利用するクラス群,関連ファイルなどをまとめたもの。
(注20)EAR(Enterprise Application Archive)は,複数のWARをまとめたもの。
(注21)1文字目のスラッシュは自動的に補完されるので入力しなくてもいい。
(注22)JDBCは、データベースとJavaプログラムを接続するAPI。
