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UMLモデリングレッスン |
本書はその名のとおりUMLモデリングの教則本です。
対象とするのは、ソフトウエアの要求仕様としてのデータ構造を表現するモデリング技術です。
UMLには数多くのダイアグラムがありますが、本書ではクラス図とオブジェクト図、ステートマシン図の3つだけを利用します。
筆者はこれまでの経験から、この要求モデリングがソフトウエア開発の現場で役に立つことを実感してきました。
また自分自身にとっても、対象とするビジネスとシステムの両方を理解することができ、知的好奇心を刺激するとても面白い技術であると考えてきました。
したがって上流工程を目指すIT技術者の方に是非この要求モデリングの技術を身につけいただきたいと
考えています。しかし残念なことに、この手のモデリング技術に対しては“抽象的な話が多くてとっつきづらい”とか“面白そうではあるものの、ソフトウエア開発の現場で実際に役立つのかわからない”といったイメージを持つ方も少なくないようです。
そこで本書では、要求モデリングのノウハウを具体的かつ実践的に伝えようと思います。
方法としては、最初に小さなモデルを題材にしたやさしい練習問題を提示し、その解説を通じてモデリングのノウハウをひとつずつ説明するやり方で行います。
練習問題の文章は、小さなモデルが“例題のための例題”ではなく、背後にある大きなシステムの一部であることをイメージしやすい内容にしました。
またUMLについても、必要な表記法を最初にすべて説明するのではなく、練習問題を通じて徐々に解説するように配慮しました。
練習問題は51問あり、各章末の腕試しを含めると全部で88問あります。これらの問題を1つずつこなし、
解説を読むことで、要求モデリングのノウハウがきっと身につくはずです。併せて、この本を通じて要求モデリングの面白さを感じ取っていただければと思います。
ぜひ気軽な気持ちでチャレンジしてみてください。
