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初めてのアジャイル開発 |
本書は、アジャイル開発手法を適用する際の入門書となるだけでなく実践に役立つ手法を総合的に学ぶことができる1冊だ。アジャイル開発手法のコンセプトを解説しながら、スクラム、XP、UP、Evoの注目すべき4つの手法を取り上げ、各々の特徴をわかりやすくまとめている。特筆すべきは、「アジャイル開発手法はなぜ優れているのか」、「ウォーターフォール型開発手法は失敗するリスクが高いにも関わらず、なぜ広く受け入れられソフトウエア開発手法の標準として取り扱われてきたのか」等の根本的な疑問に対して、歴史的な分析や何千にもわたるプロジェクト調査から定量的に根拠を明示している点だ。ソフトウエア開発プロジェクトにおける実態をこれほど明らかにした書籍は、本書が初めてだろう。
もう一つの大きな特徴は、"実際にやってみること"を相当意識した内容になっていることだ。特に、7章から10章のスクラム、XP、UP、Evoという4つの手法の要約とそれらの組み合わせ方、11章のヒント、12章のFAQなど、初心者にとどまらず経験者でさえつまずいたり困惑したりするポイントが転ばぬ先の杖として押さえられている。現在の開発手法に疑問を抱いている情報システム部のマネージャーやシステム開発技術者の方々にお奨めだ。
原題:Agile and Iterative Development :A Manager's Guide by Craig Larman
