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ウルシステムズとTalendがエンタープライズクラウド連携基盤で協業
プレスリリース2012年06月06日

ウルシステムズとTalendがエンタープライズクラウド連携基盤で協業

ウルシステムズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:漆原 茂、以下ウルシステムズ)は、Talend株式会社(本社:米国カリフォルニア州ロスアルトス、代表取締役:Bertrand Diard)とエンタープライズクラウド連携基盤構築分野で協業することを発表いたします。

クラウドサービスの導入が本格化している昨今、オンプレミスとクラウドにまたがったハイブリッド型の基幹システム構築が注目を集めています。これまでは社内システムとクラウドサービスの連携は個別の開発で実現していましたが、本格的にクラウドにまたがった複数システムを連携させるには、情報をセキュアかつ高速・柔軟にやり取りするクラウド連携基盤(ETL(注)ソフトウェア)が不可欠です。またソフトウェアの導入だけでなく、業務を含めた全体設計が極めて重要になります。

これらの市場ニーズを受け、大規模基幹業務の構築・コンサルティングに豊富な実績を持つウルシステムズは、グローバルで実績が豊富なエンタープライズ向け統合基盤ソフトウェアベンダーであるTalend社と協業し、コンサルティングパートナーとして基幹業務をクラウド連携するノウハウを提供していきます。安価なオープンソースの利点を最大限享受すると共に、基幹業務に不可欠な高い信頼性を実現するためのコンサルティングと保守体制によりクラウド環境における最適な業務システムを両社で実現します。

各社の役割分担は、下記の通りです。

ウルシステムズ

  • テクノロジーセンター内にクラウド連携基盤の専門チームを設置
  • エンタープライズクラウド連携基盤設計や導入支援コンサルティングサービスを実施
  • PoC(Proof of Concept:概念実証)から構築、ビッグデータ活用まで幅広く支援

Talend

  • ウルシステムズと共同でTalend製品の保守・サポートサービスを実施

また、両社共同でセミナーなどのマーケティングや営業活動を実施し、大規模基幹業務向けクラウド市場を啓蒙してまいります。ERPパッケージを導入済みの企業等が容易に経営戦略に合致したクラウド環境へ移行できるよう支援し、両社は今後3年間で30社の導入を目指します。

今回の協業に際して、Talend株式会社 最高経営責任者兼共同設立者のBertrand Diard氏は次のように述べています。

「Talend の Unified Platform はデータ統合、アプリケーション統合、ビジネスプロセス統合を同一基盤で提供できる唯一のエンタープライズ向けOSS製品ですが、これを十分に活用し、個々のお客様の業務要件に確実に適合した導入を行うためには、ウルシステムズのように大規模基幹システムの構築やコンサルティングに実績を持つコンサルティングパートナーが不可欠と言えます。私どもは、日本で豊富な実績をもつウルシスムズと協業できることに大変な喜びと期待をもっています。」

(注)ETL
ETLとは、データをExtract(抽出)Transform(変換)Load(書き出し・読み込み)するソフトウェアのこと。いかに効果的で品質の高いETLツールを適用するかが、データ連携を成功させる鍵となる。
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