カラーインクジェットプリンターや液晶プロジェクターで市場をリードするセイコーエプソン様は、世界各国に散らばるグループ内外のお取引先様同士がメールでは送付できない機密情報ファイルや巨大ファイルを交換するためのシステムを複数提供しておられました。
これらのシステムは、お取引先様それぞれの立場や環境に応じた多様な要件にきめ細かく対応しており、高いユーザ満足度を誇っていたものの、IT投資効率向上の観点からは課題がありました。
そこで、セイコーエプソン様は、ひとつのシステムが保守切れを機に、システムの統合を決定、「現行システムで得られていたユーザ満足度を下げず」、「現行システムの保守切れをデッドラインとする短期構築」という2つの難しい課題を抱えたプロジェクトが立ち上がりました。
極短納期への対応――高度な要求をモデル化により可視化し、素早く仕様化する
セイコーエプソン様の創意工夫により打ち出されるシステムへの要求事項は仕様化の難しい困難なものが多くありました。弊社は、これらの要求を損なうことなく、いかに早く仕様に落としこむことができるかが納期遵守の鍵であると考え、要求をモデル化することで可視化し、整合性の取れたシステム仕様を策定しました。
先端技術 RIA(Rich Internet Application)と業界標準の併用による要求の実現
新システムには、「権限に基づくきめ細かいセキュリティ制御」「システム環境やITリテラシーに幅のあるユーザ全員が使いやすいユーザインタフェース」「社内外の業務システム間のファイル交換を担う基幹インフラとしての高いパフォーマンスと可用性」など技術的にも実現すべき多くの要求がありました。
これを実現するために、弊社は先端のRIA(※Rich Internet Application)技術と業界標準技術を併用することで、多言語にまで対応した高いユーザビリティと、多様な認証方式に対応した強固なセキュリティを実現しました。
品質と納期を守るプロジェクト管理
要求を早期に確定させつつシステム構築を進めた結果、プロジェクトは予定通りのスケジュールで完了し、構築されたシステムは、利便性・操作性の向上による高いユーザー満足度とIT投資効率アップに寄与することができました。
QCDの実現を根底から支えた弊社のプロジェクトマネジメントに対しても、高い評価をいただくことができました。